2014年2月13日木曜日

世界中の市場が操作されている?

最近、市場操作(Market Manipulation)が甚だしくなっているそうだ。

特にここ数年顕著なのは貴金属の金価格。
金価格は昔からGold Fixingで操作されていた。
今の操作者はScotia Mocatta、Barclays、Deutsche Bank、HSBC、Societe Generaleの五社。
ロンドン時間の10:30と15:00に行われる。
http://en.wikipedia.org/wiki/Gold_fixing

これに加えて最近はCOMEXで、
現物の在庫をはるかに超える量のShort selling of future Contracts(先物売り注文)を出して、金価格を不当に安く押さえている。

(恐らく主犯格の)FRBが金価格を押さえ込む理由は、
 ・金価格が上がるとドルの価値が相対的に下がっているような印象を与えかねない。
  そのような印象はドル離れを加速させるおそれがあり危険だから。
 ・先物売り注文の量が非常に大きく膨れ上がってきたため、
  実際に金の引き出し権を持つ顧客が、金の引き出しを要求し始めると、
  金の在庫がなくなってデフォルトに陥ってしまう。
  そうならないよう、金価格を低く抑えておき、引き出し権のまま
  塩漬けにさせておこうという魂胆。

だがこれも長く続けられるものではない。
現物の金や銀は中国やインドに怒濤のごとく流れ込んでいる。
やがて在庫が本当に薄くなってきたとき、取り付け騒ぎが起こり、
そのときに金や銀の価格は爆発的に上昇するのではないかと思われる。
(その前に政府が介入して、個人が所有する金の引き出しを禁止する、
 あるいは所有する金を没収する、ということが行われるかもしれないが。)

ここ数日、貴金属価格のボラティリティが上向きに激しくなってきており、
何かこういった事象を象徴しているのではないかと想像している。

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