冷戦時代、日本を含む先進諸国勢力にとって、アメリカはヒーローだった。
アメリカは、
自由放任な資本主義は共産主義を勝るものとして、
打倒共産主義勢力というスローガンのもと、
世界中のあらゆる国に軍事設備を配置し、
共産主義勢力の包囲網を形成していた。
しかし、今や世界をリードしているのは、かつての共産主義国である中国やロシアだ。
イランの核施設問題を経済制裁や武力行使で解決しようとする強引なアメリカに対して、
イランが保有すると言われていた大量破壊兵器を国連へ提出させることで、
平和裡に事態を解決させようとしたロシア。
平和の祭典の開催国であるロシアと、
その近隣国ウクライナで、
人権保護を謳うNGO団体等への資金提供を通じて、
EUへの統合を支援し、ロシアへの従属に反対させる運動を起こさせ、
暴力的なデモを煽動しているアメリカやEU。
人権のため、民主主義のため、という大義名分を振りかざし、
小国の政治や経済をめちゃくちゃにするジャイアン国、アメリカ。
これを象徴するのが、最近就任したFRBのJanet Yellen議長の言葉。
「Taperingのペースを85B$から65B$に落としたことで、
新興国市場が荒れてるみたいだけど、私たちは意に介しません。
Taperingは今後も続けます。」
そのアメリカの横暴に対して、NOと言える国、中国、ロシア、イラン。
もう、
アメリカ=正義感あふれるピカピカな国
中国やロシア=共産主義で貧しい国
といった旧いイメージは捨て去らなければいけない時が来ていると感じる。
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