2014年1月17日金曜日

注目すべき指標

日経平均株価?S&P500? 注目すべきは米国債の10年もの金利だろう。 Bond prices rise as investors shy away from stocks http://www.cnbc.com/id/101305278 3%が分水嶺と言われている。 リアルタイムチャートは例えばこちらから。 http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=USGG10YR%3AIND なぜ米国債金利を注目すべきか。 国債金利は世界的に歴史的な低水準にある。 世界経済の中心を担う米国債金利も同様である。 国債金利はあらゆる金利の基準になるため、銀行の預金利率なども影響を受ける。 今は銀行の普通預金の利率が低いので、 「預けてるよりは株価が上昇基調だし、NISAなどあるし株式投資でもするか」となる。 だから株価が上がる。 貪欲な投機家はレバレッジをかけて株式投資する。 企業も 「社債発行の金利が低く済むので、借金してでも先行投資しようか」となる。 では逆に金利が高くなるとどうか。 かつて世界で最も安全な投資先と言われた米国債である。 その利率が上がれば必然的に投資資金は集まる。 少し過熱感のある株を離れて、米国債に浮気しようかという気も起ころうというもの。 本来はそこで調整が取れて国債金利はある程度の値に収斂するはず。 通常の環境なら特にそれでも問題はない。 経済環境がよくなれば国債金利は上がるものなのだ。 しかし現在は金利の利払い等のため、国債発行量が増えている。 その過剰分をアメリカの中央銀行にあたるといわれるFRB(Federal Researve Bank(正しくはBoard))が買い支えている。 これがQE(Quantitative Easing)である。 米国債金利が上昇しても買い手が十分につかなければ金利は上がり続ける。 だからQEは簡単には止められない。 金利が上がるとレバレッジを効かせた株価は下がるであろう。 企業の投資意欲も減じるだろう。 景気の好況感は水を差されるだろう。 2014年は米国債が3.XX%になるだろう、とFT紙が予測した。 株価が調整される時期が年内あたりに訪れるだろう。

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