2014年4月21日月曜日

小ネタ:ビジョナリーカントリー3 〜衰退の5段階〜


Q:これってもしかして「ビジョナリーカンパニー3 衰退の5段階」の間違いじゃ??







A:少しモジってみました。

この本に書かれていた、衰退期の第四段階にある企業の特徴と、ある国があまりにピッタリ当てはまって驚いたからです。

画像はこちらから拝借しました:http://d.hatena.ne.jp/ushikubou/20120223/1329973948

そのある国とは…お察しの通りアメリカ合衆国です。
以下、綺麗にハマっていると感じた部分を、抜粋してご紹介します。

第4段階:一発逆転策の追及


<主な症状>

リストラ無理な投資で財務力低下
製造業のアウトソーシングで中産階級が没落。消費・税収の減少。
イラク・アフガニスタン・シリア・リビア(・ロシア?)戦争、軍事産業への過剰な投資
救世主を求める。
 オバマ大統領の登場。
革命や変革といった言葉が踊る。
 Change We Can Believe In(2008年大統領選挙のオバマ陣営のスローガン)
 シェールガス革命
・現実感のない、抽象的なビジョンばかりを売り込む。
Yes We Can(2008年大統領選挙のオバマ陣営のスローガン)
6年前の当時は大変感動的だったオバマ大統領の指名受諾演説を掲載します。
冒頭あたりだけで結構です。是非ご覧ください。



いかがでしょうか。まさに救世主の登場!という感じですね。



さて、時は移って2014年3月25日。この記事の投稿時点ではつい1ヶ月前ですね。


同じオバマ大統領が、オランダのハーグでの核セキュリティサミット後に記者会見を行いました。
オバマ大統領の締めくくりの言葉は以下の通りです。
「私たちにとって必要なことは、本日お知らせしたような取り組み、つまり、権力の抑制と均衡を図り、法的手続きの推進といったものを、ゆっくりと、システマチックに進めるということです。喜ばしいことに、目標は無事達成できそうだと大いに自信を持っています。また、プライバシーや国際法、個人の権利などに関して、アメリカがこれまでに常に信じ、何年もの間アメリカを導いてきた最も大切な価値観が、今後も私たちを導いてくれると確信しています。
感動的な言葉ですね。きっと、記者団も拍手喝采のことでしょう。
では、そのときの様子をご覧ください。








Q:あれ?おかしいな…殆ど誰も拍手してなくない??










A:

そうなのです。かろうじて一人分の拍手が聞こえてくる程度でしょうか。先ほどの2008年の動画とは大違いですね。

実はこの記者会見、かのオバマ大統領に対して殆ど拍手しなかったことで話題になりました。
一体、オバマ大統領はこの記者会見全体を通じて何を述べたのでしょうか?


それはまた別の投稿でご紹介します。






<おまけ>
少し不気味なのは最後の段階。

第5段階:屈服と凡庸な企業(国家)への転落か消滅


主な症状:基本理念・ビジョンを諦める。自らの価値観を捨ててしまう。

アメリカの基本理念といえば、自由・正義・平和ですが…。
これらが捨てられないことを望むばかりです。







今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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